CP萌語り

万x松・頼x万・犬x万 耳タコ萌語り。  ※ネタバレ自体が「萌え」でしかないためご注意を※
公式イメージを大切にされたい方や、アホらしくて読んでられんわ。という方はどうぞ。



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<1>万歳楽×松虫

万歳楽は松虫のことを、口には出さないが大切に思い、無条件で可愛がっていると思う。 このアンダーラインの部分が重要で、「よい意味でのペット」に近いモノではないかと。 晴明の目の役目って盲導犬的な役どころを感じさせる。犬に例えれば、盲導犬はお仕事犬だけど松虫の場合、愛玩的な感じも追加した。 口にはださないが、可愛くて仕方ない感じ。(リボンを両耳につけてるカワイイ小型愛玩犬みたいなイメージ。) ロリコン変態的に愛でるではなく、何やっても「赦される」というような愛。 それでいて、長期留守を頼める信頼関係をみると「長年連れ添った妻」。 (外伝の万松もその関係に近いように思える) 光との出会いよりも先にこの子と出会って パートナーにしているところから、この子は万歳楽にとって「なにか特別」な存在なのだろう。 彼女の容姿や立ち振る舞いをみてもそこらの子供を適当に選んできたとは思えない。 何故この子が彼に選ばれたのか?そのミステリアス感がよけい萌える。 宮中で「式神ではないか?」と噂されるくらいだから、この世のモノ的ではない不思議な空気を纏った 子供だったのだろう。

ペット&飼い主or長年つれそう古典的夫婦的な関係でありながら晴明様と童女従者の楽しいコンビ
「恋人」というより「濃厚な身内」関係に見える。


東京編で万歳楽と松虫の出会いは描かれていない。しかし、「出会っていた」と思う。 この二人の間にはヒカルとは別の因縁があるのではないか?と勝手に思いこんでいる。 万=寛永寺・松=増上寺に縁があるし、ふたりで東京鬼門・裏鬼門コンビというのも偶然とは思えない。 東京編松虫は、普通の女の子ではないような奇妙で不思議な空気を纏っている。 金太郎がうわァカワイイと言うシーンで、アップになるが、何故か「普通の子供」には見えない、「謎の微笑み」を見せるのである。 その表情が結構怖い。あの謎の微笑みアップをいれたのか?その表情から 「神隠し」・・というより因縁的にあの地に留めおかれた「特殊な子供」のように思える。 東京編万歳楽もまた、同じようななんともつかみ所が分からない表情(瞳)をヒカルに見せるシーンがある。 
東京編の登場人物の中でも、二人は異彩を放つ、この世外キャラなのである。  
私がこの子を気に入ったのは、平安編と東京編の似て非なるギャップのようなものに惹かれたからだ。 平安松虫は怖い童女である。が、東京では優しい少女である。一見別人みたいに思えるが、 実はふたりは基本同じなのである。 平安では晴明=万に対して全身全霊をもって尽くしているし、外伝では卜部に僅かな優しさも見せている。怖いだけではない。 一方東京編では、金太郎に対して親切である一方、彼をはなさず、どこか未知の場所に連れて行こうとしている。 例の微笑みといい、この行動といい東京編松虫は優しいだけではなく、無邪気な魔性を持っている気がする。 そう思うと、二人はギャップを見せかけ、基本同じ童女なのである。 一言も口をきかないという設定もまた一層ヒト離れをしている。(東京編でもCV無し。)  光や綱たちとは違う世界に属していて、万歳楽に一番近い存在ではなかろうか?
外伝:「相生」の松虫が従者というより、晴明=万歳楽の奥方ぽくてステキすぎる。 晴明に寄り添ったとか、松が視線だけで無言で晴明に抗議するとか、香道セットをきちんと用意できるとか、 この外伝話の書かれ方に松虫愛を感じる。 無言の抗議ができるので、「使いっ走りのお人形さん」ではない。松虫はきちんと意思をもっている。 万歳楽が、この子をがんじがらめに操っていたわけではないと考える。(そう思うと萌える。一方的な束縛ではなく、”愛”だから。) アニメの作中、この子と万歳楽のからみはもう殆ど無いくらい淡く薄くしか描かれていない。 晴明様の従者のお仕事をしているだけであるし、11幕を見ると「用済み処分」された ような誤解を受けそう(不慮の事故なのだろうが)・・しかし、12幕では松虫の死後、光と綱に無防備の背中を向けている晴明の後ろ姿が ある。松虫の遺骸が一瞬現れ、「はかなく死にゆく者への嘆きと避けられぬ死のさだめへの怒り」を晴明様が小難しい言葉で 語っている。これは松虫を失った慟哭にも思える。このシーンにストーリー上表されることなかった万松の関係を感じた。 松虫という名前も多分彼が名付けたのだろう。ふたりの名前にも因縁めいた意味がある。万歳楽は永遠の命、そして松虫は 短命を意味するらしい。謎が沢山あるこのふたりにとても惹かれる。 (美青年と美童女の組み合わせなんて反則! もしも面を付けてない万と松がセットで登場したら最強。しかし、ヒロインは光。 だから邪道茨の道を覚悟して、ここで萌えを吐く!!)

万歳楽と光のカプは「一般的なロマンチック」・万歳楽と松虫のカプは「深いミステリアス」だと勝手に思っている。



<2>頼光(兄)×万歳楽

 平安編で頼光は死んでしまうからCPとして無理だろう、なんで?と思うが、この2人も深いミステリアスな関係なのである。
平安編で唯一、晴明の正体に裏があると突き止めたのは頼光。光に笛をおしえたのは頼光。であるなら「光」よりも「笛の名手」。 まあ・・そうなるとひょっとして頼光にいちゃんが元気だったら万と最終話(第13幕)で「魂だけ全裸フライト」していたかもしれない。 (見たい)

説定資料だと東京編での頼と万はおなじ身長だと判明。2人の衣装にもなにかメッセージが隠されている。 平安編では万が白い水干、頼が黒の狩衣。(アニメ回想で一瞬だけ現れる。白い病人ネマキばかりじゃない!!) 東京編では万が黒コート・頼が白の上下スーツ。白と黒であの太極紋を思わせる。 頼光兄さんが行方不明になる前に撮影していたフォト。あれは万歳楽と共に行動していた証拠ではないのかな? 決定打ヒカルが「兄さんを返して!」と言っている。なんだこの3人平安元カノのその兄と恋人関係で(ややこしい) の痴話喧嘩みたいな。 東京編前半でヒカルにさんざん「兄のことは忘れろ」言ってるし。万歳楽は頼光兄ちゃんを帰したくないのか?とさえ疑う口調。 行方不明になった先で、万歳楽と甘い時を過ごしていたに違いない頼光兄さん。
妄想燃料をありがとうな第24幕。

美形同士のベタなBLカプ。

立場的に万の方が攻めにも思うのだが、神秘を追いかける頼光兄ちゃんのほうがやっぱり攻めなのである。 東京編万歳楽は受け感漂いすぎ。 ちなみに平安編でも、光とふたりっきりのロマンチックなシーンでも「光殿の兄上は」と話を切り出している。 なぜ、わざわざ兄の話を・・と思った。 なんだかんだと平安の頃から、二人は愛しあっていたのでは・・と邪推の故のカップリング。

 

<3>渋谷白犬×万歳楽

 本編での戦うシーンを見たとき、あの最強万歳楽がピンチ!!白犬にくわえて振り投げられ悩ましく倒れる。 倒れたところに覆い被さるように襲ってくる白犬。 犬が万歳楽に「悩殺」されたら良いな♪という馬鹿な妄想からこのカプが出来た。
この「渋谷」の話をよくみると、二人?は互いの事情をかなり古くから知ってるような会話。白犬がヒカルに「するとこやつが」と 敵意むきだしなところをみるともう一気に平安の頃まで事情知ってる感じ。長年の「腐れ」縁(文字通り。)で一種のケンカップル。
白犬様は神社の狛犬ではなくて、開発されるずっと前から渋谷周辺に住み着いていた原始からの地霊だと思う。 台座の金のかけらごときに云々される程度ではなく、もともと人間嫌いだが、それをコソドロしようとしていたヤツに苛ついて プチっとキレたんだろうなって解釈。 「欠けた月をかえせ」はヒカルに対して「勾玉のかけら」の意味であると勝手に解釈する。  新しい世を作ろうとしていた万歳楽を阻止した光(ヒカル)は彼にとっては憎き存在なのだろう。  万歳楽が築こうとしていた新しい世というのは、精霊と人がいにしえに良き関係であった頃の復興だったのでは?と想像する。


<終わり>